ハウルの動く城「闇の精霊」の正体は? 思ったことが現実になる話考

先週、テレビでハウルの動く城をやってましたね。

ジブリは大好きですが、中でも「ハウル〜」は街のようすやおまじないのガラクタだらけのハウルの寝室、カルシファーと契約する回顧場面など、色彩がとても豊かで大好きな作品です。

見ているだけで目が楽しいし、美しい景色のオンパレードで自分の心がウキウキするのがわかります。

この映画の中でいくつか好きな場面がありますが、その中の一つが、髪染めを失敗したハウルが落ち込む場面です。

絶望で自暴自棄になったハウルが、闇の精霊を家の中に呼び込むシーンで、家の隙間のあちこちから、黒い影のようなものがグニュ〜ッと侵入してきます。

ハウル自身も、全身スライムのようなものに包み込まれてしまうんです。

 

あの場面ではマルクルが「ハウルが闇の精霊を呼び込んでいる」と言いますが、私にはハウルが思ったことが現実になっているように毎回思えてなりません。

呼び込んでいるというより、ハウルの絶望が闇の精霊という形となって表れているように感じるのです。

ハウルの感情と想像が、闇の精霊を作ったということですね。

 

 

一時期流行った「引き寄せの法則」は、まさに感情と心の中のビジュアルが現実を作るというものです。

感情や五感が伴った想像は、現実を作り出すというカラクリです。

例に挙げたハウルのシーンはネガティブな現実でしたが、ポジティブな現実を作り出すことももちろんできるというのが、引き寄せの法則の醍醐味です。

 

人間の脳は、現実で起こった過去の記憶と、リアリティのある想像との区別がつかないといいます。

だとしたら、疑いの余地がまったくない、100%の信頼度で「当たり前」と思えるような想像を作り出すことができたとしたら、私たちは言葉通り「思ったことが現実になる」を叶えることができますよね。

 

とても簡単に書きましたが、これがビジュアライズやアファメーションの根本となる原理です。

人は難しい局面に突き当たると、過去の失敗を思い出して怯みます。

でも、「自分はツイている」が口癖の人は、過去の失敗よりも「こうなったらいいな」の想像で人生を歩んでいるのかもしれません。

感情は原動力です。今までの自分では無理だと思ったことでも、ワクワクして想像したら、自分の枠を飛び越えて新しい現実が作られるかもしれません。

できるかどうかではなく、自分がどうなりたいか。

最近はそんなことを考えています。

 

 

 

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