【閑話休題】学校教育がようやく変わり始めたと感じた件

今回は連休ということもあり、ちょっと文章の話しとは違うプライベート的なお話です。

お時間のある方はどうぞ読んでいってくださいね。

先日息子と、新宿で開催された「通信制高校」の進路相談会に行ってきました。

息子は小学校の高学年から学校に通っていません。

本人は「人より劣っている」とつらい時期もあったようですが、今は自分の状態を受け入れて、将来についていろいろ動き始めているようです。

私と違い、多趣味でやりたいことがたくさんある人なので、やりたいことを実現したり手に入れたりするために、バイトはガッチリとしつつ、実現するための学力もつけたいという希望があります。

 

とはいえ、中学校の出席日数が全然足りていないので、選択肢はかなり狭くなっています。

通信制の高校というと、私は「自宅学習して半年に一度くらいスクーリングに行く」というイメージでしたが、説明会で説明を聞いたら、いやぁもう、今は全然違うんですね!

本当に驚きました。

 

基本的に単位制になっていて、学校にもよりますが登校日は週に1日〜5日まで、自分でスケジューリングできます。

登校しない分は、レポートを提出します。

教科ごとに、自分の学力によって随時クラスを変えることができる学校もあり、そういう学校では学びたい人はどんどん進んでいけます。

さまざまな学び方が選択できて、アルバイトは「社会性を身につけられる」と奨励されます。

いろいろな意味で「自律」が要求され、ただ通っていれば単位が取れる全日制とはひと味もふた味も違いました(ちなみに私は全日制でした)。

もう、ほんとに目からウロコ!

もちろん、これから将来を決めるために、ユニークなクラスや部活をたくさん用意している学校もあり、学校によってカラーもかなり違いました。

私が子どもの頃と、様相が全く違ってびっくりです。

 

今の日本の教育は、他の先進国と比べてかなり遅れていると言われていますが、そして私もそう思っていましたが、通信制高校こそ柔軟で、今の若い人たちに合っているという印象を受けました。

一昔前は暗記中心の勉強をしっかりして、いい大学に入り、いい会社に入れば安定の人生でしたけど、今は大きな会社でも簡単に潰れるし、銀行に就職したって安心できない時代です。

そして、そのことに気づいた人から副業や個人起業を始めています。

 

私も息子には「どんな生き方でもできる」と言っては来ましたが、それでも住む世界がまだまだ狭い10代の息子にとっては不安がいっぱいだったみたいです。

まして、自分は残りの10代を友達とは違う道を歩まなければいけないし、モデルが圧倒的に少ない状況です。

 

けれど、今回進路相談会に行って、かなり不安が解消されたようです。

学校によっては未だに「登校の練習ができます」なんて言ってくるところもありましたが、今はもうどこで仕事するかを選択できる世の中。

通えるかどうかではなく、自分のスタイルを確立できるかどうか、その実力がきちんとつけられるかどうかだと思います。

 

本当に、やりたいことがやれる時代になってきたんだなぁと、しみじみ思いました。

中学の3年間、本人は苦しんだかもしれませんが、もしかしたら不登校になったおかげで、自分により合った学校選びができる結果になったんじゃないかと思っています。

 

その日は親子ともども興奮して、夕食後から4時間以上もしゃべり通しでした。

もちろん、翌日は二人して大寝坊です(笑)

 

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