【2021年】深大寺に分散参りに行きました


今年の初詣は人混みを避けるため、2月6日に家から比較的近い深大寺にお参りに行きました。

私は繭気(けんき)属性の水属性なので、いつもは東京大神宮に行くことにしているのですが、いかんせん都心まで行くのはちょっと怖いこのご時世。

ということで、今回は神社ではなくお寺に行くことにしたのです(深大寺も水属性です)。

 

今回はJR東日本・中央線の三鷹駅南口からバスで行きました。

「深大寺入口」で降りて進行方向の反対側に歩くと、すぐに右側に入る道がありますが、それを通り過ぎてもう1本先で曲がります。

静かな道で人通りも少なかったのですが、お蕎麦屋さんののぼりが転々と見えてくるので「ここで間違いない」と分かりました。

しかし。参道に入ると結構な人出でした。

節分が終わってだいぶ人がいないかなと思ったのですが、やっぱりみんな思うことは同じですね。

ちょうどお昼過ぎに到着したこともあり、お腹も空いてたけど、まずはお参り! ということで、まっすぐ本堂へ。

本堂に入る山門は茅葺きで、なにかの植物が垂れ下がっているのも趣があります。

裏側の日が当たらない方は、苔がなんとも良い雰囲気を醸し出していました。

石灯籠を通り過ぎ、本堂へと進みます。

まだ新年のお飾りがされていました。立て札に「分散初詣 二月十四日 旧暦一月五日迄」の文字。2月14日って旧暦の1月3日だったんですね。知りませんでした。

お参りを済ませた後は、本堂左のなんじゃもんじゃの木を通り過ぎ、坂道を登って北門近くの開山堂へ。

本堂脇の階段を登っていくと、北門に出られます。

鉄分でしょうか。うっすらオレンジがかった石垣が素敵でした。

開山堂は人もなくひっそりとしていました。薬師如来、十一面観音、弥勒菩薩、満功上人、大楽大師が祀られているそうです。お参りして北門へ。

北門は門もない普通の入り口でしたが、風よけの塀がとても素敵でした。瓦の側面がデザインになっています。

一旦下まで戻って、次は元三大師堂へ。

元三大師堂では護摩焚きをしていて、予約した人しか入れないようでした。

苔むした狛犬にも歴史を感じますね。

「遠山に日の当たりたる枯野かな」

境内にあった高山虚子の句碑と胸像。

高山虚子は調布に住んでいたことから、深大寺には多くの句碑があるそうです。

句碑をめぐって深大寺を歩くというのも、また別の楽しみ方ができそうですね。

 

さて、ひとしきりお参りした後は、もうひとつの目当てだったお蕎麦をいただくことにしました。

深大寺周辺にはたくさんの手打ちそば屋さんがありますが、今回は一休庵というお蕎麦屋さんへ。

外には水車が回っていて、石臼でひいたそば粉を使っているそうです。これは期待できそう!

中に入ると4人がけの一枚板の立派なテーブルが6つほど並んでいて、広すぎず狭すぎず。

良い雰囲気の中、何にしようかとメニューを見てみると…。

この他にゆず蕎麦があったのですが、数量限定でゆず蕎麦と一休そばは終わってしまったとのこと。十割そばも捨てがたかったのですが、今回は八割そばの盛りそばをいただきました。

シンプル・イズ・ベスト! つゆをつけずに食べるとほんのり甘みがあって、とても清々しい味がしました。もちろん、コシもしっかり。わさびも本わさびで美味しかったです。

以前、年越しそばにと別のお店で深大寺蕎麦をテイクアウトしたことがあったのですが、家で食べたら「なんだかなあ」という記憶があり、「やっぱり手打ちそばは出来たてを食べないといけないなあ 」と改めて思いました。

 

一休庵を後にして、バス停近くに行くと「深沙大王」があります。バスが来る前に、ここでもお参りをすることにしました。

深大寺の「深」と毘沙門天の「沙」でしょうか。祀られているのは秘仏・深沙大王像とのこと。

”どくろの胸飾りをつけ、象皮の袴をはいて忿怒の形相すさまじい鎌倉時代の優作”という、なんともすごそうな秘仏だそうですが、良縁・縁結びのご利益があるそうです。

私は仕事関係やプライベートで良いご縁があるようにとお願いしてきました。

バス停から参道すぐのところに、鬼太郎茶屋があります。

鬼太郎グッズや駄菓子などが売っていて、奥にはカフェもありますよ。

子連れで賑わっていました。

お店の脇にあった鬼太郎茶屋のかわいいワゴン。親子連れが記念撮影してました。

 

今回は思ったより人出があったので行きませんでしたが、本堂や元三大師堂がある場所と道を挟んだ反対側には、幕末の大火で消失したのち明治3年に再建された鐘楼や不動堂、延命観音などがあります。

ちなみに、御朱印と厄除けの御札もしっかりといただいてきました。

御朱印は4種類で、本堂本尊の「無量寿」、釈迦堂本尊の「国宝白凰仏」、大師堂本尊の「元三大師」、深大寺開創1300年記念の深沙大王(縁結び。毎月17日の限定)があります。

今回はその中の「無量寿」と「元三大師」をいただきました。

御札も家内安全、商売繁盛など数種類ありましたが、心願成就をいただきました。

向かって左側。隣はお正月に日吉神社でいただいたものです。

3月3・4日はだるま市があります。梅の花も見頃を迎える頃なので、お近くに出向いた際には足を向けてみてはいかがでしょうか。
※ソーシャルディスタンスとマスク着用は守りましょうね。

 

【アクセス】

  • JR三鷹駅または吉祥寺駅からバス
  • 京王線調布駅またはつつじヶ丘駅からバス

三鷹駅南口から乗るバスは、前乗り先払いで一律220円です(2021年2月現在)。

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