今回は、意外と語られていない「ブログを書き続けられない本当の理由」をお伝えします。
ブログが三日坊主になるのはどんな理由?
- モチベーションが上がらない
- つい忘れてしまう(習慣化していない)
- PCが苦手
中には起業準備のために、会社勤めをしながら睡眠を削ってまで、毎晩遅くまで書いている人もいますよね。
しかし、儲かっている人ほど、頻繁にブログを更新している印象ってないですか?
実は、多忙な人がブログをほぼ毎日更新できるのには、ある理由があるのです。
まぁ、本当に儲かっている人はゴーストを頼んだりもしているかもしれませんが、代行はあるリスクを伴います。それについても後ほど触れますね。
ブログって、コツコツとやらなければならない、忍耐のいる地味な作業です。
それでも書き続けられる理由とはなんでしょうか?
ブログはあなたの存在を知らせる情報発信基地
いくらいいものを売っていても、いくらいい腕を持っていても、顧客があなたの存在を知らなければあなたの元へやってくることができません。
もし、あなたが急に重い病気になったとしたら、町医者ではなく、できるだけ設備の整った病院で、名医にかかりたいですよね?
その時、あなたは何で調べますか?
おそらく、スマホやPCのインターネットで調べるのではないでしょうか?
そう、人口の80%以上の人が持っているというスマホや携帯電話は、なにかを調べるのに一番使われるツールです。
もし、とびきり腕の良い名医がいたとしても、その存在が知られていなければ、たくさんの人を救うことはできません。
私事で恐縮ですが、もう1年半以上も咳が止まらず、町の耳鼻科でずっと「寒暖差アレルギー」と言われて1種類の薬を飲み続けていました。
しかし次第に悪化し、しまいには呼吸が浅くなって、息を吸うのも苦しくなってきました。公共の乗物に乗っても咳や息苦しさが止まらず、人様にも迷惑をかけるので、出かけることもままならない状況です。
本当に心底困って、インターネットで咳専門の有名な医師を探し受診したところ、重度に片足を突っ込みかけた喘息だとわかりました。
その病院で、初診で処方された薬を飲み続けた結果、あれほど苦しかった症状から、たった2週間で開放されたのです。
私が長い間の切実な悩みから開放されたのも、インターネットで医師を調べることができたからです。
つまり、人はいまや、本当に困った時にはインターネットで自分にフィットするものを検索するのです。
裏を返せば、あなたがいくら腕のいいカウンセラーやセラピストでも、発信しなければ誰にも気づいてもらえません。
「なぜクライアントがこないのだろう」と悩む前に、ご自分はしっかりと発信しているかどうかを振り返ってみてください。
クライアント獲得は、まず気づいてもらうことからです。
ブログって本音を書かなきゃダメなの?
ブログを持っている人は、「最近本音が書けなくなってきた」という理由で書き続けられなくなっている人もいますが、結論から言うと本音が書けないから書き続けられないというのは少し違います。
なぜなら、ブログはあなたを知ってもらうものであり、ウケ狙いや一般常識を書く場ではないからです。
「本音が書けなくてキーボードを打つ手が止まってしまう」という悩みを持つ人は、「とにかく量を書かなきゃ!」という観念に縛られているかもしれません。
それで、ネタを探しにほかのブログやサイトを歩き渡ります。
しかし、ネタがないから誰かの文章の受け売りを書いたって、それはあなたの心から出た言葉ではありませんよね。
もちろん、誰かの書いた内容に感銘を受けて、「ぜひ紹介したい!」「激しく同意しています!」ということなら紹介するのはアリです。
また、自分が思っていることを代弁しているようなページをみつけたら、「リライト」して自分の記事を書くのも一つの技術ではあります。
しかし、この文章はウケそうだとか、感動してもらえそうという理由で書いたとしても、あなた自身が頭を使って考えて導き出したものでなければ深みは出ないでしょう。
何度も言いますが、ブログで発信をする意味は、「あなた自身がどういう人かを知ってもらう」ためのもの。
ビジネスでブログを活用する理由は、「ブランディング」する上でとても効果があるからです。
あなたの世界観や価値観を反映した記事を積み重ねることで、ファンを増やすからです。そんな大事なものに、他の人の価値観なんて入れたらいけませんよね?
また、本音といってもビジネスモードとプライベートモードがあります。
あなたのブログはどんなブログでしょうか?
プライベートなものなら、どんなことを書くのも自由(常識の範囲内で)ですが、ビジネスモードのブログの場合は、言葉を選ぶ必要があります。
なぜならブログは「ブランディング」をするものだからです。
人をディスったり、弱気な態度ばかり見せていては、「この人は信頼に値する人なのだろうか?」と疑われてしまいます。
また医師を例えに出しますが、あなたが医師を探す場合を考えてみてください。
いくら腕が良いと評判の名医でも、その医師のブログに「今日はやる気がでない」「こういう人は好きじゃない」などネガティブなことばかり書いてあったら、なんとなく行く気が失せてしまいますよね。
さらに、勘違いされているのが「自分をよく見せる」ことがブランディングだと思われていること。
ブログではできるだけ「等身大の自分」で書いたほうが、長続きするし、読まれます。
単純に、肩の力が抜けた文章は書きやすいし読みやすいからです。
よく見かけるのが見栄を張る系・大きく見せる系・キラキラ系ですが、類は友を呼ぶで、文章はそれ相応の人を呼び込みます。
つまり、良いことばかり過剰に書けば、良い結果が出ないときには文句を言う人が集まるし、キラキラ系で書けばキラキラしたいだけの人が集まってしまうということです。
自分を大きく見せれば依存的な人が集まってしまうのも、安易に想像できますね。
逆に、いつもは信頼や安心を全面に出している人が、ときおりちょっとだけ弱みを見せると共感が得られ、「人間性」が出せるということもあります。
ここは本当にバランス感覚としか言えませんが、どんな人に来てもらいたいかを想定して書いていけば、おのずとあなたが来て欲しいと思っている人だけが集まるようになってきます。
つまり、等身大でウソをつかず楽な気持ちで、あなたの来てほしいクライアントさんに話しかけるようなつもりで書くのがベストなのです。
ブログを続けられる理由は「仕事」の一部と思っているから!
ブログを書き続けられる人は、ブログを「仕事の一環」と捉えています。
仕事なら、書きますよね。
ビジネスでブログを書く理由は、先に述べたように「クライアントに自分の存在を知ってもらう」という大前提がありますが、そもそもなぜ「ブログを書かなければならない」といわれているかご存知ですか?
これから、その本当の理由をここでお伝えします。そして、この理由を知っているか否かこそが、ブログを書き続けられる人と書き続けられない人を大きく分けているのです。
ブログを書く本当の理由|ブログの多大なメリット
ブログを書く本当の理由は、ズバリ集客です。
人がなぜブログを読むのかといえば、次のような理由があります。
- その人が好きだからその人の考えをもっと知りたい(ファン)
- その人の言うことはいつもためになるから(信頼)
- 検索したら行き着いた(よく読まれる記事)
この段階ではまだ、集客には結びつきません。しかし、それでいいのです。
ビジネスにおけるブログの本当の役割は、次の2つです。
- あなたの世界観や価値観を知ってもらう
- あなたのファンを増やす
ブログは読者(クライアント)にとって、どんなメリットをもたらしてくれるのか、そしてそれをする人がどんな人間かということを分かってもらうコミュニケーションツールなのです。
ブログはただ書くだけでなく、コメント機能が使えます。つまり、双方でのやり取りが可能だということです。
中には歓迎されざるコメントもあるので注意が必要ですが、読者との交流もできるのがブログの良いところでもあります。
ブログであなたのファンになった人は、あなたのメルマガを読みたいと思うでしょう。メルマガは登録制なので、本当にあなたについて知りたい、あなたから商品を買いたいと思ってくれた人だけが読んでくれるものです。
商品を売ったり宣伝したりするのはメルマガです。
つまりブログは、メルマガに登録してもらうためのリスト(顧客のメールマガジン)取りをする役割を持っている、大切なツールなのです。
このからくりを知っている人だけが、ブログの重要性を理解しているので、ブログを書き続けられるというわけです。
ブログが書けなければ人に頼めばいい? ブログ代行のメリットとデメリット
ブログが書けないと悩んでいて、ある程度経済的に余裕のある人は、代行を頼んだりもします。
これは、いわゆる「ゴーストライター」と呼ばれるもので、私も駆け出しの頃からずっとゴーストライターをやらせていただいています。
ブログ代行は自分で書かなくても良い反面、デメリットも多々あります。
メリットとデメリットを挙げてみましょう。
【メリット】
- 自分で書かなくていい
- 書く時間がなくても人が書いてくれる
【デメリット】
- 費用がかかる
- 自分の書きたい内容と仕上がりにズレがある場合がある
- 記事アップまでに時間がかかる
メリットはいわずもがな、ですよね。自分が楽です。
対してデメリットは、ちょっと説明が必要かもしれません。
費用がかかるのは分かるとしても、ズレが生じるというのはどういうことかわかりますか?
つまり、自分の言いたいことを書いてもらうには、まずライターに十分な説明をして理解してもらわなければなりません。
ライターがあなたの意図を取り間違えて記事を仕上げてしまった場合は、もう後の祭りです。ライターに悪気はなく、持てる力を発揮して書いただけなのですから。
この場合、契約通りの料金は払わなければならないし、修正を依頼するなら追加料金がかかります。
また、初めて頼むライターだと、その力量も分かりません。思ったより稚拙な文章で仕上がってきたり、自分なら使わないような言い回しなどが使われた、自分のブログとは雰囲気の違う文章ができてくることもあるのです(私から言わせれば、それはプロとは言えませんが)。
さらに、ライターに頼んだ場合には納期があり、きちんと守ってくれたとしても出来上がった文章をあなたがチェックし、微調整するやり取りが生じる場合もあります。
そんなこんなしているうちに時間はどんどん経過していくので、アップしたい と思った時期とズレてしまうこともあるのです。
ですから私は、人に頼むのであれば、よっぽどよく知ったライターに継続して頼むか、さもなくば自分である程度ライティングスキルを身につけて、ご自分で書くことをすすめています。
まとめ
ブログが書き続けられない、長続きしないという人は、本来のブログの重要性やメリットをあまり理解していない人です。
ブログを書く本当のメリットは、
- あなたの世界観や価値観を発信して
- あなたの存在を知ってもらう
- そして、あなたのファンを作って
- リスト取りをする
ということです。
これが、「ブログで集客」といわれているものの正体です。
また、ブログは人に任せても良いですが、いろいろなリスクも伴うので、もし自分以外の人に書いてもらうなら、よく知った信頼できるライターに、継続して頼むのが良いでしょう。
一番良いのは自分でライティングスキルを上げて、自分で書くことです。
自分の想いを100%理解しているのは自分以上にはいないのですから。
やはり、コツコツと続けることが大切なんですね。