個人のライターが外注ライターを頼んで分かったこと、そして日本語

さてさて、このところおかげさまで依頼がたくさん来るようになり、締切がバッティングするようになることもしばしば(中堅ライターあるあるですね)。

ヒヤヒヤしつつ全力で対応するのにも限度があるので、ちょっとお手伝いがほしい…ということで、初めて外注ライターさんに依頼することにしました。

クライドソーシングサイトで募集をかけたところ、ありがたいことに、初日にどっと30件もの応募がきました!

中には結構なご経歴やご経験がある人もいて、どうしてこんな(というと応募してくれた人に失礼だけど)案件に応募するのかなぁという感想を持つものもありました。やっぱり私を含め、ライターは常に仕事を探し回っているということでしょうか。

 

ところで、今回初めて外注ライターを依頼してみて、分かったことが2つあります。

1つは、募集する側になってわかったこととして、「選考しやすい人」がいるということです。

「やりたいです!」と反応してくださるのは嬉しいけれど、ポートフォリオや実績がついていないと、募集者側は再度メッセージを送って「ポートフォリオください」と言わなければなりません。

正直、何十人もの人達にこれをするのは非常に手間なので、初回で実績やポートフォリオを貼ってくれる人は「気が利く」という評価になります。

また、せっかくポートフォリオを送ってきてくれても、募集をかけた分野ではない内容だと選考しにくいなぁと思いました。優れた文章を書けることは分かるけど、わざわざ記事の分野を指定して募集するからには、「その分野で書けるのか」ということが気になります。

というわけで、もし応募するなら一発目で、求められる分野のポートフォリオなり実績なりを提示すると選ばれやすいということです。

 

もう1つは、自分自身の価値や得意が分かるということ。多数のライターさんの実績やポートフォリオを読むと、自分の実力がどの辺なのかわかります。構成力、文章力、リサーチ力等々。

ポートフォリオの中には、構成力は抜群なのに句読点などの「読みやすさ」までは気が回っていないもの、文字数を稼ごうとして、もったりとした言い回しを随所に入れている作品などが見受けられました。

反対に、文章力は抜群なのに構成がいまいちだったりという人もいて、帯に短し襷に長しという具合です。我が身を振り返って、いろいろと勉強になりました。

 

そんな中で、私の得意とするところは文章力・日本語力だと自負しています。常に意識しているのは、読んで違和感のない文章、サラサラと読める文章です。

そこでさらなる向上を目指すべく、日本語検定を受けようと昨年末、公式テキストを手に入れました。

日本語検定というと外国人の人向けという印象がありますが、これは日本人向けのもので、母国語の上級者になっちゃうという検定なのです。漢字検定はよく知られているけど、日本語検定はマイナーですよね。

受験者は学生が多いようですが、中には私のような社会人もいるらしいです。合格率は1級・2級ともに約7%と難易度はかなり高め。3級からはぐんと増えて、それでも40%台です。

ちなみに3級は高卒レベル、2級は大卒レベル、1級は社会人レベル。でも、1・2級の合格者が10%以下って…母国語でもちゃんと使いこなしている人はごく僅かということですね。

とにかく、美しい日本語で文章を書きたいという、半ばフェチ的な欲望で挑むわけですが、、

自分ひとりだと勉強法が分からなかったので(というか頓挫しちゃいそうだったので)、アメブロで勉強したことを発信しています。

フリーライター・角舘有理

ビジネスマナーにもなると思うので、よかったら読んでみてくださいね。

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